2004年11月  小説  コミック

 

 闇に歌えば 瀬川 貴次

闇に歌えば
瀬川 貴次
集英社
2004-11-29


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 今は亡きスーパーファンタジー文庫からの再発行です。暗夜鬼譚シリーズ(リンク貼ってみたけど在庫ないですね)は好きなので、こっちもそのうち読もうと思ってるうちに歳月は流れ…いつの間にか入手困難に。再販になって良かったです。でもあとがきによると全巻出るとは決まってないようです。面白かったので続き出して欲しいです。偉大な霊能者だった祖母の血を引いて、不思議な能力を持つ誠志郎。彼は霊力の証なのか一房だけ前髪がレモン色。これから関わっていくだろう文部省(時代感じますね)の御祓いを担当してる部署の人たちとの出逢い編です。以下ネタバレ。

いきなり主人公の恋人が死んでしまったのにはびっくり。このシリーズ図書館で飛び飛びに読んでいるんですが、こんなオープニングだったとは。まあ飛び飛びだったせいでほとんど覚えてないですけど。誠志郎は相当の力を秘めていそうですが、修行不足です。今回はヤミブンには入りませんでしたが、そのうちここに所属して、力を発揮するはずです(あいまいな記憶)。孤独でほっておけない感じの誠志郎ですが、これから色々事件を通じて変化していくんでしょうね。事件もそうですけど、彼がこの先どうなるかが気になります。

(ライトノベル)

 2004/11/30

 

 魔法使いハウルと火の悪魔 ハウルの動く城1 ダイアナ・ウィン ジョーンズ

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉
ダイアナ・ウィン ジョーンズ Diana Wynne Jones 西村 醇子
徳間書店
1997-05


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 映画との違いが思い出せなくて、夜更かしして再読してしまいました。もう本当に全然違います。主な相違点をネタバレしつつ書いてみます。

まず戦争がありません。敵は荒れ地の魔女のみです。この違いでもうまったく別の話になってるのがわかります。飛行船や爆弾も出てきません。自動車とかそういう機械的なものが無い世界です。映画ではハウルは魔法使いということで特にそれ以外素性とかそういう話は出てきませんが、原作ではハウルはイギリスのウェールズ出身です。魔法であちらの世界に移動しているようです。そして女の子を口説くのが大好き。鳥に変身して空を飛んだりもしません。ソフィーには本人が気がついていない結構強力な魔力があって、それはそれでトラブルの元になります。映画でソフィーがカルシファーを何故助けられたのかよくわからなかったのですが、原作では言葉で命を吹き込む魔力を持っているので「千年長生き」という魔法をかけたことがわかりました。この辺り映画で私は見落としたのでしょうか?他の登場人物も二人の人物の役割が合わさって一人になっていたりします。いちいち違いを挙げられないほど他にも変更されています。

全体としてまったくイメージが違い、設定を借りた別の話と考えた方がいいと思います。どちらも私は楽しめました。

 2004/11/28

 

 ジャック・ザ・ルビー 遠征王と双刀の騎士 高殿 円

ジャック・ザ・ルビー―遠征王と双刀の騎士
高殿 円
角川書店
2001-09


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 前回のマグダミリア(感想はここ)読んでいて、「遠征王の時代の黄星と蒼星って誰?」という疑問が出て、再読。やっぱりこんな序盤ではわかりませんね。もしわかる方いたら教えてください。もう一つは『銃姫』との繋がりも気がついてなかったので、チェックしようと思いまして。温泉と女性が大好きなパルメニアの女王アイオリア。今回は後世双刀の騎士として有名なジャックとの出逢い編です。はじめに読んだ時も思いましたが、イメージしていたよりジャックがずっといい人だったのが驚き。もっと武人タイプを想像してました。完結まで読んだ目でみると、色々このときから伏線が出ていたな〜と感じます。そして漢字をひらきすぎですね。ちょっと変なところがひらがなで読みづらいところがあります。

(ライトノベル)

 2004/11/25

 

 鋼の錬金術師9 荒川  弘

鋼の錬金術師 (9)
荒川 弘
スクウェア・エニックス
2004-11-22


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 自らの錬金術によって片腕を失ったエドワードと全身を失ったアルフォンス、この兄弟が腕と体を取り戻すべく頑張る話。アニメのおかげでかなりメジャーになったようです。己の罪に苦しみながら前を目指すエドはかなり私が好きなタイプのキャラクターです。話はますます複雑な方向に進んで行くようです。雑誌掲載時にも読んでいるので新鮮な感想は出ませんが、以下ネタバレ。

とうとうエドとアルは中佐の死を知ってしまいました。ずっと中佐の死を知らずにいる二人を見てるのは切なかったですが、知ってしまった二人はやっぱり悲しいです。そして大佐はかなり真相に近づいて来ている様子。まだまだエドも子供なので、今後必要なら感情を殺してでも行動する大佐と上手く解決に向かって進んで欲しいものです。そしてシンから来た旅人たちは一体何をもたらすのでしょうか?まだどういう立場のキャラなのか良くわかりません。

ついつい続きが気になって雑誌読んでしまうんですよね。コミックス買っても新鮮さが無くて損してるかもしれません。

(コミック)

 2004/11/22

 

 マグダミリア 三つの星 I ・II /わが王に告ぐ 高殿 円

マグダミリア三つの星〈1〉暁の王の章
高殿 円
角川書店
2000-10


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マグダミリア三つの星〈2〉宰相の杖の章
高殿 円
角川書店
2000-11


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エヴァリオットの剣 わが王に告ぐ
高殿 円
角川書店
2001-02


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 再読です。高殿さんのデビュー作です。遠征王シリーズ読んだら懐かしくなってしまって。調べたらティーズルビーだったせいか入手困難になってるみたいですね(一応リンクは貼ります)。他のシリーズとも関わりが多いので簡単に手に入るようになって欲しいものです。遠征王よりだいぶ後の時代。既に遠征王も将軍達も歴史上の英雄です。16歳の王アルフォンスは政治に興味がなく侍従のセリー侯爵マウリシオにわがまま放題。気まぐれに替え玉にそっくりさんキースを立てて街に遊びに出たところキースに王位を奪われてしまい…という感じの話です。かなりオリガロットの伝説も出てきます。『わが王に告ぐ』は後日談。アルフォンスの妃候補bだったアンナマリア視点です。以下ネタバレ。

王であるアルフォンスが革命に参加してしまったりしますが、成長ものです。最初に読んだ時、ラストで女性になってしまったのはちょっと驚きました。まあ、そうしないとマウリシオとハッピーエンドが無いし、もともと男でも女でもないからいいか…と思いましたけど。イベール夫人とジャスターの話が切なくて、結構好きです。シングレオ騎士団で出てくるジャックのステンドグラスとか、本人知ってると何故か笑えます。ジャック強いけど、なんか気が弱いっていうか、からかいたくなるっていうか…なキャラクターだからでしょう。後日譚も含めるとキースがいい人過ぎて気の毒。報われないですね。

やっぱりオリガロットの話も読みたいです。

(ライトノベル)

 2004/11/21

 

 踊るベリー・メリー・クリスマス フルメタルパニック! 賀東 招二

踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック!
賀東 招二
富士見書房
2003-03


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 刊行順的に前回記事の続き。今回は長編。比較的のんびりです。しかし陣代高校は全然普通の高校ではない気がするのですが…。以下ネタバレ。

 テッサのいうとおり宗介は誠実でいいですね。今回もあんなにドタバタなのに、かなめと宗介はなかなかいい雰囲気です。テロリストがまたかよ!で、ギャグになってしまう辺りがこの作品の凄い所なんでしょうね。

(ライトノベル)

 2004/11/20

 

 あてにならない六法全書? フルメタルパニック! 賀東 招二
あてにならない六法全書?―フルメタル・パニック!
賀東 招二
富士見書房
2002-06


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 アフガニスタンで傭兵をやっていたせいで、日本に来てもちっともとけ込んでない宗介と彼が護衛する日本の普通の女子高生だけど…な、かなめが主人公の話。富士見ファンタジアのお約束、本編である結構シリアスな長編とギャグばっかりの短編がそれぞれ出てます。このシリーズの面白いところの一つは長編では頼りになり危機的な状況を乗り越えるのに非常に有効な宗介の傭兵としての能力が、短編では日本の高校で毎日テロを疑って下駄箱を爆破するような馬鹿な能力になってしまうことでしょう。これは短編の六冊目です。以下ネタバレ。

 「時間切れのロマンス」がばかばかしくて良かったです。宗介が彼自身にとっては普通に会話するだけで、学校はシュールな異空間に…。これは電車で読んではいけないですね。そして映画は意外に適当にまとまってるところが不思議。

(ライトノベル)

 2004/11/18

 

 女神の花嫁 前・中・後 流血女神伝 須賀 しのぶ 

女神の花嫁〈前編〉―流血女神伝
須賀 しのぶ
集英社
2003-04


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女神の花嫁〈中編〉―流血女神伝
須賀 しのぶ
集英社
2003-07


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女神の花嫁〈後編〉―流血女神伝
須賀 しのぶ
集英社
2004-03


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 感想がさかのぼってますね…(暗き神の鎖後編感想→こちら)。読み返してしまったので。これは初めて読んだとき衝撃でしたね、どの巻も。外伝ですけど、読まないとストーリー一部欠けた状態ですし。流血女神伝の影の主人公がラクリゼだというのが、良くわかります。未読の方はかならず帝国の娘砂の覇王→女神の花嫁→暗き神の鎖の順で読んでください。読む前にあちこちのネタバレ感想見ない方がいいですよ。以下ネタバレ。

最初からずっと謎に思っていた長老の「息子」ラクリゼ。こういう意味だったとは!って読んだ当時思いました。変な予想してました。実は女神の力で性転換とか…。ポイントは何故男しか生まれないはずなのに、女なのかですよね。タイトルの「女神の花嫁」とともにシリーズ最後までの謎になりそうです。そしてサルベーン。砂の覇王でだいぶ見放してましたが、これ読んで同情し、暗き神の鎖読んで見直しました。でも正直ラクリゼの子供の父がサルベーンとは、まったく思っていなかったので、二人がラブラブになった時はどうしようかと思いました(そして中巻の表紙にも驚いた)。でもサルベーン愛して子供生んだユリスカナの王女が可愛そうですが…次がユリスカナってことはこのあたり当然絡んでくるのでしょう。報いを受けそうです、サルベーン。そしてちびカリエかわいい! ちゃんと王女っぽいじゃないですか。でもこの後の激動を考えると、悲しいです。

今月の雑誌コバルトはキルゾーンのエイゼンの話が載るらしいですね。楽しみ。これで今まで未収録だったキルゾーンの短編合わせて一冊になると嬉しいですが。

(ライトノベル)

 2004/11/16

 

 北走新選組 菅野 文
北走新選組
菅野 文
白泉社
2004-09-17


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 また新選組か〜と正直思ったのですが、ちょっと視点が違っていて良かったです。京都以降、函館あたりがメインです。作者が鳥羽伏見以降を書きたかったというのも、わかります。全然注目されてないですから。 当然沖田は出てこないですし、近藤もちょっとしか出てきませんが土方好きな人にはおすすめ。というか土方ファン用。3編入っていて、野村利三郎、相馬主計、大鳥圭介がそれぞれ中心になって、土方とのエピソードが描かれます。私は大鳥以外は名前も知らない状態でしたが、ちょっと史実を調べてみたくなりました。

 2004/11/14

 

 星界の戦旗II 守るべきもの 森岡 浩之
星界の戦旗 (2)
森岡 浩之
早川書房
1998-08


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 もうすぐ新刊が発売されるらしいということで、ちょっと遡って再読。読んでない本たくさんあるのに…。アニメにもなったので有名だと思いますが、アーヴという種族が治める星間国家の王女ラフィールと貴族ジントが主役。誇り高き王女ラフィールと全然貴族らしくないジントも魅力的ですが、第三の主役というべきは<アーヴによる人類帝国>の設定だと思います。きちんとアーヴ語が作られ、ルビとして振られています。そしてちょっと特殊なアーヴの誕生の仕方など。設定好きな人にはたまらないSFだと思います(私には残念ながらSFとして凄いのかはわからないのですが)。読んだことない方は前シリーズ星界の紋章 (1)ハヤカワ文庫 JA (547)からどうぞ。 もうかなり前に何回か読んでるので新鮮な感想はなかなか出てこないですが、ジントの気が弱いけど強いところが良く出てる巻だと思います。

(ライトノベル)

 2004/11/12

 

 夜明けのダンス クイーンズ・ガード 駒崎 優

夜明けのダンス クイーンズガード
駒崎 優 岩崎 美奈子
講談社
2004-11-01


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 ホテルのトラブル解決係、社長の発案で作られた処理課の事件簿…という感じのシリーズ。今回も地味ながら二転三転しつつ進んでいきます。今回はホテルで次々と起こるいやがらせの解決です。以下ネタバレ。

 今回はかなり事件メインという感じです。…いや事件ものシリーズではあるんですが、処理課の面々の話も入るのかな〜と思っていたので。課長の育ての母が出てきたり、課長の習い事が誤解を呼んだり、そういう話もあるものの基本的にホテル内を走り回ってますよね。

駒崎さんの他のシリーズはもう少し舞台や設定が派手(といっても西洋時代劇って感じで他に比べて派手ではないです)なのですが、やっぱり現代になると少し落ち着きすぎなのかも。面白かったのですが、インパクトが少ないのが残念。

(ライトノベル)

 2004/11/11

 

 空ノ鐘の響く惑星で5 渡瀬 草一郎
空ノ鐘の響く惑星で〈5〉
渡瀬 草一郎
メディアワークス
2004-11


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 世界自体はファンタジー。でもどうやら背景はSFな世界。注目されない王子フェリオが主人公の話。ダブルヒロインで神官のウルクと異世界から来たリセリナも魅力的です。前回で一区切り…と思った話も今回再び急展開。前回は公人フェリオでしたが、今回は比較的個人モード。もっとも国のことを忘れてるわけではありませんが。以下ネタバレ。

リセリナも魅力的ですが今の時点では、ウルク応援中です。二巻以降は比較的フェリオの側にいて、色々助けてくれるし、彼女の事情もわかるし。リセリナはまだ謎の人です。それなのですが…ですが…ここに来てウルク記憶喪失とは!? ウルクは作品内の現世において、結構重要な人物です。神殿内に強力なコネがあるし、誠実だけど色々駆け引きもしてます。これからはフェリオとウルクは離れながらも、連携して敵に当たるのだと勝手に思っていたのでショックです。これで情勢はどうなるのか? 予想もつきません。そしてどうやらこの世界は一回かなり科学が発達した後、科学の成果が隠されている状態らしい…という様子です。青い髪とか不思議な蛇の人達とかを考えると、遺伝子操作とかした後に知識が失われたということでしょうか? 来訪者たちは平行宇宙なのか、それともこの惑星から知識を持ったままどこか遠い星に行った子孫達とか? この辺りはまだ推理出来る状態ではないですね。そしていきなり最後の侵攻。続きが楽しみです。結構ハイペースで出ているので、あまり待たなくてすみそうですし。

色々登場人物同士にも秘密がありそうです。ちょっとウィスタルが抱えているものが気になるのですが…。

(ライトノベル)

 2004/11/9

 

 遠征王と秘密の花園 高殿 円

遠征王と秘密の花園
高殿 円

角川書店
2004-10-29
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 遠征王シリーズ外伝。美しい女性を集めた後宮を持ち、女ったらしな女王(^^;)アイオリア。今回は第一夫人の引退に関するドタバタです。シリーズの途中に入る話なのはわかるんですが、ちょっとどの辺りなのか私にはわかりません。終盤はちょっとシリアス。雑誌に掲載されたコミックも収録してます。以下ネタバレ。

オリエが時空の狭間とでもいう場所にはまったおかげで、パルメニアの王朝に関わる色んな人たちがちょっと登場。オリエが出逢った人とお針子が見た黒髪の人はオリガロッド。お針子が見た銀髪はエリシオン。食事横取りと一人で食事をするのは「そのとき〜」シリーズのミルドレッドですよね。それ以外、食料あさっていた人とナリスにからんだ人と三人兄弟がわからないです。でもオリガロッド本人の話って雑誌にしか載っていなかったことを思うとマニアックな登場人物たちですね。シリアス部分のオリエが心の壁に気がつく話はこの先の展開を考えると感慨深いです。そして本編が完結した時も思いましたが、ゲルトルートに関わる話は何か物寂しいです。お笑いドタバタ部分のほとんどは男性陣が持って行きました。ラストのパーティで男性はみんな倒れてましたが、あれはなかなか楽しそうです。

(ライトノベル)

 2004/11/6

 

 雄飛の花嫁 涙珠流転 森崎 朝香

雄飛の花嫁 涙珠流転
森崎 朝香 由羅 カイリ

講談社
2004-11-01
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 なんとな〜く書店で購入。どうも新人のようです。中華風で夷荻に嫁ぐ公主の話。ちょっとあっさりな気もしますが、なかなか面白かったです。でも今この時期にこの題材は正直ちょっと損してる気がします。中華風と由羅カイリで「彩雲国物語」を思わせるし、嫁ぐ公主で「風の王国」を連想させてしまったのがちょっともったいなかったです。以下ネタバレ。

 兄妹で結婚するあたりは、中華風というより和風な感じもしましたが、全体的に楽しく読めました。ただ最後の方の実の父に関する話はなくても良かった気がします。兄がどこかで、持ち直してくれるのを待っていたので、最後でちょっと安心。後日談まで書いて完全に決着をつけてしまったので、好評でも続編は難しそうですね。何でもシリーズにすればいいってものでもないので、次回作に期待したいです。

(ライトノベル)

 2004/11/6

 

 DEATH NOTE4 大場 つぐみ小畑 健   

DEATH NOTE 4 (4)
大場 つぐみ 小畑 健

集英社
2004-11-04
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 我慢できなくなってジャンプ立ち読み状態なので、新鮮な感想はありません。しかし目が離せない展開ですよね。以下ネタバレ。

 ミサが出てきたおかげで更に捜査は大混乱。でもやっぱりこの話のポイントはライトとLの駆け引きです。お互いに読み合いすぎて、もう読んでる私には何が何だか…。でもこれだけしたたかなライトを見た後で今の本誌の状態を見ると複雑な気持ちが。 Lの気持ちは小出しにしか出てこないですが、あの友情発言とか本気なんでしょうか。私にはライトと同じく駆け引きにしか見えないですが。お互いの気持ちで正直なのは、相手の力量を認めてることだけだろうな…と思います。

(コミック)

 2004/11/5

 

 海の上の暗殺者 コラリーとフェリックスのハネムーンミステリー 橘香 いくの

海の上の暗殺者
橘香 いくの

集英社
2004-11

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 突然国有数の大金持ちの遺産相続人になったコラリーと幼なじみの優秀だけど変人なフェリックスの有閑探偵シリーズの続編。相変わらずコラリーはすぐに事件に夢中になり、すぐに人信じて突っ走って、事件を複雑にしてます。そしてフェリックスも相変わらず正直すぎる口で人々を混乱させつつ、優秀な頭脳でコラリーをフォローしてます。以下ネタバレ。

新婚旅行中でもなかなか甘い雰囲気になれない二人。そろそろコラリーもフェリックスだけじゃなく、自分も甘い雰囲気とか常識的な対応とかをすっ飛ばしてることに気がつくべきでしょう。…いい子なんですけどね(^^;)。相変わらずコラリー以外はどうでもいいフェリックス。どうしてこの対応で人が一応ついてきてくれるのか…。まあ誰か信じてくれないと事件が解決しないんですけどね〜。いつも通りの面白さでしたが、やっぱりシュシナックは出てきてくれないんでしょうか? ふられたのに新婚旅行にホイホイ現れるのもどうかとは思いますが、そこは怪盗なんだから(?)適当に登場してもいいような。単にそのほうが楽しいので期待してるだけですが。

(ライトノベル)

 2004/11/3

 

 暗き神の鎖(後編)流血女神伝  須賀 しのぶ 

流血女神伝暗き神の鎖 後編 (3)
須賀 しのぶ

集英社
2004-11
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 ザカール編終了。中編の感想はこちらです。今回はつらい展開が多かったです。そして…あとがきによると次が最終章とのこと。確かにユリ・スカナ編をやれば、出てきた国は一通り回ることになりますが、もう少し続くと思っていたのでまだ最終章が始まってもいないのに寂しい気持ちがします。しかも再開は来年の夏とのこと…長い待ち時間になりそうです。以下ネタバレ。

思いついたことをだらだら書くことになりそうです(^^;)。まずはアフレイム無事で良かった! 密かに心配していた、後のアフレイムは身代わり説はこれでほぼ否定されました。ただカリエはアフレイムを手放すとは思っていなかったので、驚きました。 そしてバルアン。大事なものに気がつくのが遅い! とりあえずカリエはバルアンと添い遂げないだろうな…というか他の人のがいいな(^^;)と思っていたので二人が別れたことは驚きの展開ではありませんでした。しかしこのことがこれほどバルアンにダメージを与えるとは予想外。なんだかんだ言ってもカリエを信じていたからこその絶望なんでしょうね。彼の絶望は当然ルトヴィアの命運にも関わってくるでしょうし、ヒカイの後悔を思うと先がみたくないような…。 そして気になるミュカ。たいして登場しなかったのですが私が好きなので。こういう展開になると彼が女神に何を捧げるのか?そしてルトヴィアはどうなるのか?ドーンとはどうなるのか?先が気にかかります。とりあえずギアスの外伝でルトヴィアに動乱が起こること、どうやら国は保たれるらしいことはわかりますが、そこにドーンとミュカはどうかかわるのか。今までの展開的にドーンが無事に済むとは思えない…というか国が保たれても彼は破滅しそうです。今回ドーンはちょっと持ち直してる感じがしますが、ミュカの決意と合わせるとやはりこの兄弟は敵対し、ミュカが失うものは兄ってことになりそうで怖いです。 ようやく一時的かもしれませんが、女神の支配を脱したカリエ。今回のカリエの内面の戦いは痛かったです。あまりにも多くの犠牲がカリエを生かしていたってことが、改めて感じられました。 そして今回もエド大活躍。砂の覇王のときのもどかしさが嘘のようです。やっぱりカリエの伴侶はエドなんでしょうか?今回そんな感じがしました。サルベーンもようやく少し素直になったみたいだし、ちょっとなごみました。

(ライトノベル)

 2004/11/2

 

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